【クアルコム】64bit命令に初対応した モバイル向けの次世代SoC「Snapdragon 810/808」を発表

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Appleが、iPhone 5Sで64bit命令対応のA7チップを初搭載した事を受け、当然Android陣営のQualcommが64bit命令に対応したSoC「Snapdragon」を投入してくるとは思いましたが、遂に2015年前半にも搭載スマホがお目見えするようです。

64bit化されると、当然ながらPCと同じくメモリが3GB以上を認識できるようになるほか、処理速度のパフォーマンスも向上します。

SMCの今年のフラッグシップモデル「Xperia Z2」では、32bit限界容量となる大容量3GB RAMを搭載しますが、来年のXperiaでは64bit化されて4GBメモリを搭載するモデルなんかが登場するのかも?

今回発表された64bit命令対応の次世代SoC「Snapdragon 810」「Snapdragon 808」は、製造プロセス20nmで製造されるSoCで、第4世代のCat 6 LTEモデム、および「RF360」フロントエンドを組み合わせることで、20MHz×3のキャリアアグリゲーションに対応し、300Mbpsの高速通信をサポート。また、ARMが提供する64bit対応IP「Cortex-A57」、「Cortex-A53」を採用し、高性能と低消費電力を実現します。

「Snapdragon 810」は64bit版の最上位モデルで、CPUはこれまでの独自アーキテクチャーのKraitではなく、クアッドコアのCortex-A57とCortex-A53を組み合わせたというbig.LITTLE構成となっており、GPUにはAdreno 430を採用。OpenGL ES3.1をサポートし、テッセレーションやジオメトリシェーダー、プログラマブルブレンディングに対応。従来のAdreno 420と比較すると、描画性能は最大30%、GPGPUコンピューティング性能は100%向上し、消費電力を最大20%削減しているそうです。

また、14bitのデュアルイメージシグナルプロセッサーを搭載しており、毎秒12億ピクセルの処理が可能。これにより、5,500万画素までのイメージセンサーをサポートでき、4K解像度では30fps、1080p解像度では120fpsで動画を撮影できるんだとか。

メモリは次世代のLPDDR4をサポート。HDMI 1.4を通して4K解像度ディスプレイに出力できます。また、SoCとしては初めて同社のWi-Fi技術「VIVE 2-stream 802.11ac」を搭載。「multi-user MIMO」(MU-MIMO)と呼ばれる技術により、複数ユーザーの同時接続時の速度を確保できる仕様になっているとの事。

このほかインターフェイスとして、USB 3.0、Bluetooth 4.1、NFC、GPS(IZat)なども標準サポートされます。

一方、Snapdragon 808は810の下位モデルに当たり、CPUはCortex-A57の2コア+Cortex-A53の4コアを組み合わせた6コア構成となっており、GPUはAdreno 418を採用。OpenGL ES3.1サポートやテッセレーションなどのサポートは共通ですが、解像度は2,560×1,600ドット(WQXGA)がターゲットとなります。イメージシグナルプロセッサーは12bitのデュアル構成で、メモリは現行のLPDDR3サポート止まりなどとなっています。

64bit命令に対応した「Snapdragon 810/808」の投入により、64bit版のXperiaは一体どのような進化を遂げるのか?今から楽しみですね。

参照:Qualcomm ホームページ

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